ニュース番組の視聴率が伸びる理由を考察
最近はニュース番組が増えてきている気がするのは私だけだろうか。
少し前だと、「笑っていいとも」が打ち切りになって「バイキング」というニュース・議論番組に変わったというのが一番の驚きであった。
テレビも昔とは少しづつ変化してきていると思う。
昔はもっといい意味でくだらない番組が多かった。「笑っていいとも」もくだらない番組の代表格であったし、漫才番組、コント番組なども多くて好きだったのに減ってきているのが残念だ。
そのような良い意味でくだらない番組が減っている一方でニュース番組だけが数を伸ばしているのはなぜか?
個人的な意見だけど、推測・考察してみる。
ニュース番組の視聴率が伸びるのは人間の腹黒さ。
ニュース番組の視聴率が伸びる理由は率直に言って、「人間の腹黒さ」だ。
人は自分と言う自信を保つために無意識に常に自分より下の人を探しながら生活している。
そして、ニュース番組をつければ、自分よりも下の人をいち早くみつけられるからだ。
・人を殺した殺人犯のニュース
・虐待、強姦、暴力などの問題
・有名人の問題行動・問題発言
・会社、学校、ある組織の起こす問題
などetc
たくさん他人のダメな所、批判出来る所を見つけられるのだ。
そして、そのようなものに批判し、「俺の方が人間的に立派だ」といった自己顕示欲、承認欲求を得られるという流れだ。
ニュース番組をよく見る人は、余程人生に退屈している人か、常に自分より下の者を探し続けているどちらにせよとても悲しい哀れな人種なのである。
ニュース番組が増えてきたという結果から、日本にはこのような悲しい哀れな人種が増えてきているという証明だろう。
そして、その悲しい哀れな人種は自分たちが悲しい哀れな人種であると自覚していないのがほとんどである。
これもニュース番組のタチの悪い点だ。
ニュース番組を見ている人は本心では自分より下の者を探し目を光らせているわけだけど、口では「いや、ニュース番組を見て世間で何が起きているのか、政治がどういう風に変わるのか勉強しているだけだよ」という良い子ぶりっ子をするわけだ。
こういう言いわけが出来るからどんどんニュース番組を見れるわけだ。
腹黒さを持ちつつ、さらにそこをも隠そうとするのだから腹黒さを超える表現を編み出してみたいものだよね。
ニュース番組が増えた2つ目の要因
そして、ニュース番組が増えてきた2つ目の要因に視聴者の意見などがあるのだと思う。
昔は良い意味でくだらないテレビが多かった。そして、僕もそんなテレビが好きだった。
でも、最近はテレビを見ない。見たとしてもサッカー観戦くらいだろうか。本当にほとんど見ない。
最近のバラエティー番組もどこかしら情報番組化していた見ていてもつまらなく感じるからだ。
もっと昔みたいに内容がなくてもくだらないものをどんどんやってほしい。
多分、こういう背景は視聴者のご意見が大きな影響を与えているのだと思う。
聞いた話によると、「ネタ番組はくだらないし、子供の教育によくないから放送しないでください」的な意見をする親御さんが多いらしい。
多分、親からすれば
ネタ番組=内容ない・品がない・くだらない⇒教育に良くない、知識がつかない⇒教育に良い番組を流せ⇒知識などが付く番組を作ってほしい⇒結果、情報番組、ニュース番組で溢れかえる
という良いのか悪いのか分からない結果になったというわけだろう。
これはいい方向に進んでいるのだろうか。
個人的な意見を述べさせてもらうけど、
くだらなさの何がダメなの?
むしろ、ニュース番組が増えて、情報で溢れかえり、人間の情報処理能力が追い付かなくなり、人を腹で見下す人間が増え、ネガティブなニュースを四六時中垂れ流すって・・
こっちの方がめちゃくちゃ教育に悪いよ!
昔のテレビを思い出そうよ。
もっとくだらないことを本気でやっていたわけじゃん。しょうのないけど真剣だったわけじゃん。
あの頃のテレビに戻ってほしいよ。
ただあの頃のテレビに戻ってほしいだけなんだよ・・